アマルガムについての問い合わせがとても多くて大変驚いています。私は研究者ではないので、はっきりしたことは分かりませんが、色んな先生の研究報告や、欧米での動きなどを見てみると、今後、歯科治療で積極的に使用していく材料ではないような気がします。
現在でも保険適用で、治療で使用している歯科医院がありますが、アマルガムより優れている材料は今たくさんありますし、害がある可能性が少しでもあるのならば今さらあえて使用することはないと思います。
すでにお口のなかにあるアマルガムについては、気になる方は外して他の材料に変えればいいと思います。あくまでも自己判断ということです。ただたいていのアマルガムは年数が経つと、辺縁から欠けてきて2次カリエスになっていることが多いので、害があるとかないとか抜きにして、やりかえて虫歯の治療をする必要が多いのも事実です。
私どもの医院では、2次カリエスになっていない場合は、希望される方のみやりかえをしています。
下に色んな資料やサイトから、アマルガム反対派のご意見や動きなどを抜粋してみました。
- アマルガムは約50%が水銀からできており、アマルガムの金属結合は非常に弱く水銀は口の中で常に蒸発している。そして食物をかんだり、熱いものを飲んだりするとその働きが強まる。
- アマルガムは3年以内に劣化の兆候を示し、10年後には平均で総重量の73%が減少する。その結果として水銀の粒子や水銀の蒸気が体内に流出し、自覚のないままに吸収され、腎臓、肝臓、脳などに蓄積されていく。
- 水銀が胎盤を通ると、成長途中の胎児の脳細胞が水銀におかされ、自閉症などの神経障害のリスクが上昇する。
- 水銀が脳に蓄積しアルツハイマーになる。
- 米連邦議会では、2006年までにアマルガムの使用を禁止する法案が下院で提出された。
- スウェーデンではさらに15年以上前に、妊婦に対してアマルガムを使わないように勧告を出し、後に小児への使用自粛も指示した。
- ドイツでは、アマルガムは腎臓に蓄積しやすいため、腎臓病患者に使用しないように指導している。
- 妊娠時の虫歯治療でアマルガムをつめたのがきっかけで、アトピー性皮膚炎が悪化した。大学病院に10年以上通院し、ステロイドを塗り続けたが改善しなかった。しかし8本の歯からアマルガムを除去するとかゆみが消え、現在は通院の必要もないほど快復した。
- アトピー患者の口腔内のアマルガムを除去すると、70%の患者で症状が改善した。
- アマルガムなどの金属を除去したところ、乾癬やにきび、慢性疲労性症候群や偏頭痛、うつ病などの多くの症状が改善した。
- アマルガムを除去したら、感覚異常、不眠、神経的なイライラ、頭痛、めまい、アレルギー、原因不明の痛みなどが改善した。
- 水銀のために妊娠しにくくなる。
- 1998年4月、イギリス厚生省は妊婦にアマルガムを使用しないように警告を発した。
- アメリカ、コロラド州では、アマルガム充填の制限が法制化された。
- 京都の開業医の先生が発表〜歯からアマルガムを取り除き、代わりに他の金属やコンポジットレジンを詰めて経過を観察すると、1年後には約70%の患者で皮膚炎が改善、うち半数以上の58%は完全に治癒した。
また別の研究で、アマルガムの歯科治療を受けている児童の48%に皮膚炎があり、アマルガムが使用されていない児童では8%と明らかな差があった。これらの結果から、アマルガムの水銀がアレルギー性皮膚炎の発症に重要な関係があると結論づけた。
- スコットランドの研究者が歯科医師180人を対象にした研究で、尿中及び爪に含まれる水銀量が最高で平常値の4倍にもなり、一般と比較して、腎障害や記憶障害に陥る例が明らかに多かった(長年、アマルガムを取り扱い、水銀に暴露されてきた為)。
- カリフォルニア州の自閉症児ダニエル・ガレアノちゃんの両親が、子供の自閉症の原因は口腔内の9箇所のアマルガム充填であると、カリフォルニア州歯科医師会を訴えた。
- 2000年にはメーン州、アリゾナ州で「歯科医師は水銀の潜在リスクに関する詳しい情報を患者に提供すること」が義務化された。
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